javaを使用することでメモリ使用量が只でさえ多いのにandroid1.6以降では、極力メモリを開放しないという困った仕様のOSであるという事が影響し少し前のRAMが512MBの端末だと電話が掛かって来たら端末がリセットするとか普通にあったようです。(一度使用したアプリ再起動時、RAMに再ロードしなくても良いからアプリの高速起動が可能という理由からみたいですけど。今の高速な端末では、要らない機能のような気もします。)
富士通のArrowsがそれで最高の悪評を得て今だにその尾を引いているようですが最新のメモリ量が多くなった端末では、さすがにその手の問題は、ほぼ無くなったらしいです。ヨカッタですね。
そのAndroidに標準で付いてくるブラウザで使用されているWebViewというHTMLのレンダリング機能のサポートがどうやら終了しているみたいです。
該当するAndroidのバージョンは、4.3以前のもの。4.4以降は、Chromiumという別の方式になっているのでまだ大丈夫。
どうもネタ元でもその他のネットニュースや情報でもタイトルだけみるとまるでAndroid4.3以前のOS全てのサポートが終了しているというように読めなくとも無いですがネタ元を読む限りWebViewのみの気がします。
このサポートが終了するとどのように困ることがあるのかというと日本国内で大手3キャリアのandroid使用者は、たぶん全然関係ない話なのでは、無いかと思います。なんでかというと思い出してください。「今までにブラウザ関連でセキュリティパッチという物が何回リリースされましたか?」当方は、AUのIS12Sで2年使用していますが1回も無かった気がします。OpenSSL問題の時でさえ無かった気がします。
一応OS自体のバグ修正は、何回か有りましたけど。
なので今までの状態でもセキュリティ的に問題が合ってもそっとして置かれていたので大丈夫♪
が、それは、大多数の日本人の手には、届いていないみたいです。
確たる理由は、分かりませんが多分大手3キャリアも端末製造メーカーもアップデートなんかしたくないからです。
配布するだけでも各端末の動作チェックをしてリリース後は、アップデートしたユーザーから「アプリが動かなくなったぁ~。」という苦情に答えたり、修正をしないといけないかもしれません。
この作業は、非常に面倒。コストも掛かります。(PCと異なりPC/AT互換やx86アーキテクチャーなどというハード的な規格が存在している訳でも無いですし各端末毎のOS自体の修正も面倒なのでしょう。)
各キャリア謹製の素敵な勝手に強制常駐してメモリばかり消費し多くの場合使用したくないと思うようなアプリがOSアップデート後に問題なく動くかという事をチェック、修正するのも大変なのでしょうね。
それなら端末ごと買い替えてくれた方が楽だし儲かる♪
という事なのでは、無いかと思います。
セキュリティ問題など黙っていれば多くの人は、気づけ無いし世間に知られなければどうとでもなるという考えもあるのかもしれません。
発覚して追求が激しくなったら記者会見を開いて最近流行りの涙ながらにお詫びをするというスタイルをやればそれで終わりでしょうし。
でも、セキュリティ関連でそこまでの事例は、なかったかな?(セキュリティ的な問題で金銭的な損失が起きたらキャリアがアップデートを提供しないのが原因ということで訴えればウハウハ???)
それから行くとMicrosoftのWindowsは、毎月アップデートが無料で提供されてインストールするかどうかもユーザーが選択出来るのでそれを考慮すると意外に1万円から2万円程度の購入費は、安い?と錯覚しなくもありません。セキュリティリスクの最低限の情報提供もしてくれますしね。
Googleは、サポートが終了した事を周知してくれないみたいです。無料のオープンソースとか言いながら端末搭載、販売時にメーカーからライセンス料をふんだくっているのにね。
同じGoogle製のブラウザであるChromeも数ヶ月単位でアップデートが配布されていることを考えるとAndroidOS自体の修正アップデートの少なさは、異常な気もします。
「それだけ完成度が高いのでは?」いえ、Android用アプリの開発を少しでもやってみると「このOS最低!!」と思うのは、1度や2度では、無いです。WindowsがすごくまともなOSに思えてしまう位。
その辺りも考慮して今回の処置は、過去の黒歴史を切り離したいという思惑もあるのかなぁ?とも思えますが少々切り捨てるにしてもタイミングが早い気がします。
Google自体の統計でandroid4.3以前のOSの使用者数は、android全体の約6割です。そして、最新の5が0.1%、4.4が39.1%
4.3以前の使用数は、9億3000万台以上だそうです。
元々Googleという広告代理店が携帯端末事業に手を出したのは、人間の行動分析とかの為の情報収集をして自分のところの広告表示方法等の改善や新規の広告媒体の創出というところなんでしょうしね。
android端末が登場した当初操作履歴やネットの通信履歴などをGoogleに送信する機能が付いて居ることが発覚してアメリカでは、随分騒がれたみたいですし。(今は、一応許可確認されますよね。)
一般的なメーカーのように使用者の利便性よりもGoogleの情報収集用という位置づけで開発、運用されていると考えるとゾンザイな扱いも納得でしょうか。Googleの情報は、Googleの物、お前の全ての情報は、Googleの物。
ただ、今回の話は、無償でのGoogle主体による修正が終わったという事でGoogle以外の企業に委託したりする可能性は、無くもないという事でもあるようです。
まぁ、余程の問題でも無ければ実行は、されないでしょうけど。
今後、自動運転車もセキュリティ問題とか出てくるのでしょうか?サポートを密かに打ち切ったandroid搭載車が多数ハックされて人混みに突撃するテロでも起こしたら誰が責任取るのでしょう?
Googleは、「サポート打ち切ってたから我々の責任では、無く搭載したメーカーの責任だ!」とか言うのかな?
どこかの国のWindows制御の駆逐艦とかの方がまだ安心?かな?
参照:
itmediaニュース「Google、古いAndroidのサポート終了か 9億台で脆弱性放置の恐れ」
2015年3月追加:
正式にandoidOS4.3以前のサポートを行わないとGoogleから発表がありました。
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