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Eclipse等からWifi経由で端末接続、デバッグする方法[Android]

 androidアプリの開発、デバッグを行う際に基本は、Genymotionのようなandroidエミュレーターを使用すると思いますが最終的には、実機で動作確認を行うと思います。
 実機を使用しても特におかしな動作をしなければ気にせずリリースです。
 が、エミュレーター上では、問題なく動作しても実機で動作させたらエラー出まくり等androidの世界では、当然なので多くの人が必ず実機でテストすると思います。(自分の実機で問題なくても他の人の実機だと駄目だったりね)
 その場合は、usbケーブルでPCとandroid端末を接続してデバックを行うわけですがやはりケーブル接続だとケーブルが邪魔に思われる時があります。
 子供の頃「ひもコン」と言っていたケーブル付きのモーター搭載戦車の模型で遊んでいた後年齢が上がってラジコンの車などを手にい入れて操作した際に面白さが激変した記憶のある方もいるでしょう。
 androidの開発もこの邪魔っけなusbケーブルを使用せずに行えるようになれば快適度がアップするに違いありません。
 スマートフォン。何をもってスマートと言うのか?謎では、ありますが今までの日本以外では、フューチャーフォン、日本では、ガラケーという前世代の携帯電話と異る機能としてWifiの搭載があります。(もちろんガラケーには、Wifi搭載端末がありましたがOSとしてandroidを搭載していないのでここでは、意味がありません)
smpho2
 そのWifi経由であればケーブルレスなので実機端末がPCから解き放たれて真のスマートフォンになります。
 無線で全ての事が出来ずに何がスマホか!!と言う訳で今回は、Wifi経由でapk転送やデバッグを行う方法についてです。


事前準備

事前準備としてandroidSDKのインストールとadbをコマンドラインから問題なく実行可能になっている事(「パスを通す」が理解る人ならどうでも良いです。)
 自分の家(ネットワークセグメント的に同じなら会社でもどこでも)のwifiに接続。
 まず、いつもの通りusbケーブルでPCとスマホを接続します。(「なんだ、いきなりusbケーブル使うのか?」と思うかもしれませんが世界に冠たる企業のGoogleと言う企業が世界有数の頭脳を集めて考えた結果がこの方法だったので仕方ありません。我々のようなボンクラには、理解不能なそれは、それは、ふか~~~い高尚な考えの元このような仕組みになっているのでしょう)
 という訳でおとなしくまずは、usbケーブルを接続です。
次にスマホのipが必要なのでスマホの今現在のipを取得します。(もちろんwifiに接続しておかねばなりません。)この際にipを動的にDHCPから取得していると毎回ipが変化してしまう可能性があるので毎回ipの確認が必要になります。もしも毎回確認が面倒でしたらスマホのipを静的にすれば良いです。

スマホのWifiモードへの設定方法

次にWindowsでコマンドプロンプトを起動します。
そして、コマンドの入力。「adb connect スマホのip:ポート番号」を実行。
ポート番号は、5555でやる人が多いみたいです。
問題なく接続されると「connected to なんちゃら」と表示されます。(「adbなんて無いよ」という旨のメッセージが出る場合は、パスが通っていません。パスを通すなりadbのコマンドがある場所で実行しましょう「androidSDKのplatform-tools」の下にあります)
adbwifi1
そして接続確認のコマンド実行。「adb devices」で下のように接続したスマホのipとポートが表示されればOK。
adbwifi2
ここまでで既にスマホがwifi接続モードになっているのでusbケーブルを取り外しelipseなり何なりを使用してapkの転送なりデバッグなりadbでコマンド送出するなり好きにしてください。
 ※接続OKなのにeclipseなどからapk転送が出来ない場合は、だいたいusbケーブルが接続されたままだからだと思います。

Wifi接続の終了

Wifi接続が終了したらusb接続モードに戻します。戻さなくても良いのですが戻さないと同じネットワークセグメント上にいる他の人からもこの端末にWifi経由でadbコマンドの送出やデバッグアプリインストール/削除等が自由に出来てしまうので元に戻しておいた方が無難だと思います。
戻す場合は、コマンドプロンプトで「adb usb」と実行するだけです。
すると下のようなメッセージが出てusb接続モードに戻ります。これでWifiからは、adb接続不能になりusbケーブル経由でのいつものapk転送やデバッグが出来るようになります。
adbwifi3

最後に

Wifi経由だとusbケーブルから解き放たれ、寝っ転がったりしてアプリの操作をしてもlogcatには、ログが出続けるので結構楽です。
 しかしながらEclipseからのapk転送時の待ち時間がusbケーブル接続での転送よりも長い待ち時間が必要です。なぜかは、知りません。ケーブルだとビルド完了後数秒で転送されますがWifi経由だと1分程度待ちます。Wifi回線経由でもそれ程変わらないサイズのapkサイズなのに謎です。
 まぁ、とりあえずお好みに応じてどぞ。

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